日本発祥のカラオケ文化が、今度は海外から新しい形で“逆上陸”。
東南アジアで人気を集めた「応援型カラオケバー」が、この夏に渋谷へ上陸し注目を集めています。
観客がアプリを通じて「チアー」と呼ばれる応援ポイントを贈ることで、照明や映像、スモークなどの演出が豪華に展開。歌う人はスターさながらの高揚感を味わえる新体験です。
今回は渋谷の店舗「VSING」を中心に、その魅力や反応を整理しました。
- 応援型カラオケバー「VSING」が渋谷にオープン
- 観客がアプリで応援ポイントを贈り、演出が変化
- 20~40代中心に人気、SNS発信とも相性抜群
- ゲーム感覚や出会い要素もあり、観光客にも浸透
ニュース本編|渋谷に上陸した応援型カラオケ
東京・渋谷センター街に登場した「VSING」は、従来のカラオケボックスやスナックとは異なる新業態です。
観客がアプリを通じて「チアー」を送ると、店内ステージの演出が瞬時に変化。スポットライトやスモークが舞い、背後の大型モニターには応援メッセージが映し出されます。
店内には70人以上が集まり、スター気分を味わえるライブ感あふれる空間が広がっています。
背景や店舗情報|シン・コーポレーションが運営
この店舗を運営するのは、カラオケチェーンを展開してきたシン・コーポレーション。
従来型のカラオケと違い、あえて観客を巻き込むことで緊張感と高揚感を演出。若者だけでなく、観光客や一人で訪れる社会人にも支持されています。
日本人客が多い一方、インバウンド客も訪れ、国際的なコミュニケーションの場としても注目されています。
過去の比較|カラオケ文化の進化
日本で誕生したカラオケは、家庭用機器からボックス、スナック、そしてアプリ連動型へと進化してきました。
今回の「応援型」は、従来の「内輪で楽しむ」形から「観客と共に盛り上がる」スタイルへの転換点といえます。
昭和のシティポップやアニメソングも人気で、世代を超えた親和性が見られます。
目撃談や利用者の声
来店者からは「スナックにはない緊張感が心地よい」「応援されると自信が湧く」といった声が上がっています。
台湾から訪れた女性客は「チアーのおかげでビールを無料で飲めた」とSNSに投稿。
一人で来ても知らない人との交流が生まれる点も、この業態ならではの魅力です。
芸能活動との関連性
近年、アイドルやアーティストのライブで使われる「応援文化」との親和性も高いのが特徴です。
実際、プロ歌手とのコラボ企画や、音楽業界とのタイアップも検討されており、芸能界にとって新たな発信の場となる可能性があります。
SNSの反応
X(旧Twitter)やInstagramでは、「#応援型カラオケ」「#VSING」などのハッシュタグが拡散。
ステージ映えする演出が動画映えすることから、SNS発信との相性も抜群です。
「ライブ気分を味わえる」「知らない人に応援されるのがクセになる」といった口コミも広がっています。
今後の展望
インバウンド需要を取り込みつつ、国内外での店舗展開が見込まれています。
また、アプリと連動したポイント経済圏が広がれば、飲食やイベント参加との融合も進む可能性があります。
「カラオケ文化の再発明」として、音楽業界や観光業にも波及効果を与えるでしょう。
FAQ
Q. 応援型カラオケバーとは?
A. 観客がアプリで応援ポイントを送り、その数に応じて照明や演出が変化する新しいカラオケスタイルです。
Q. どんな人が利用している?
A. 主に20~40代が中心ですが、観光客や一人利用の社会人など幅広い層が楽しんでいます。
Q. 料金体系は?
A. 応援ポイント「チアー」は店内通貨として飲食にも使える仕組みになっています。
まとめ
渋谷に誕生した「応援型カラオケバー」は、観客参加型の新体験として注目を集めています。
応援されることで歌う人はスター気分を味わい、観客も演出を楽しめる双方向型の仕組みは、今後のエンタメ産業に新たな可能性を広げるでしょう。
SNS時代との親和性も高く、国内外でさらなる広がりが期待されます。