高知市で80代の女性が、警察官や検事を名乗る男から「あなたに容疑がかかっている」と電話で脅され、合計2350万円をだまし取られる事件が発生しました。被害者は指示されるまま、自家用車のボンネットに1350万円、自宅ポストに1000万円を置き去りにしたとされています。なぜこのような被害が起きたのでしょうか。あなたも気になりませんか?
- 高知市の80代女性が特殊詐欺で2350万円を被害
- 警察官や検事を名乗り「あなたに容疑」と偽装
- 車のボンネットとポストに現金を置かされた
- 高知県内では今年70件・3億円超の被害が発生
ニュース本編(何が起きたか)
事件は2025年8月8日ごろから始まりました。最初に電話会社の職員を名乗る男から「あなたの携帯電話が止まる」と連絡があり、その後、警視庁南署のシミズを名乗る男や、検事のホリグチを名乗る人物から相次いで電話がかかってきました。
女性は「あなたに容疑がかかっている」「口座に不正な金がある」と脅され、現金を紙袋に入れて自宅前に置くよう指示されました。結果として、車のボンネットに1350万円、自宅ポストに1000万円を置き、計2350万円を犯人に持ち去られました。
背景や被害者の人物情報
被害に遭ったのは高知市に住む80代の女性です。日常的に電話でやり取りをする機会が多い高齢者は、特殊詐欺グループに狙われやすいとされています。特に「容疑」「逮捕」といった言葉は心理的な動揺を誘い、冷静な判断を奪う手口として繰り返し使われています。
関連する過去の出来事や比較
高知県警によると、2025年に入ってから特殊詐欺の被害件数は70件を超え、被害額は3億7300万円以上に上ります。前年同期と比べて被害件数は40件増加、被害額は約2億2000万円増加しており、深刻な状況です。過去にも「キャッシュカード預かり」や「電話番号停止」など、似たような口実が多発しています。
目撃談や具体的描写
女性が現金を置いた直後には「今から取りに行く」と電話があり、犯人が単独で受け取りに来たと見られています。紙袋を置くよう指示されるという大胆な手口で、近隣住民もその異様な様子に驚きを隠せなかったといいます。
特殊詐欺の手口と広がる被害
今回の事件は芸能界のニュースではありませんが、全国的に高齢者を狙った詐欺事件は増加しています。特に警察や検察を名乗り、社会的権威を利用する点が特徴で、同様の手口が他県でも相次いで報告されています。
SNSの反応
SNSでは「まだこんな古典的な手口で大金を失う人がいるのか」「高齢者にもっと周知が必要だ」「家族で日常的に声を掛け合うべき」といった意見が多数投稿されています。中には「自分の親も危ない」と身近な危機感を示す声もありました。
今後の展望
高知県警は「電話会社が『電話を止める』と連絡してきたり、警察に直接繋げることは絶対にない」と警告し、今後も注意喚起を強化するとしています。地域社会全体での情報共有と、金融機関・自治体との連携がより一層求められる状況です。
FAQ
Q1. 今回の詐欺で被害額はいくらですか?
A1. 被害者は合計2350万円をだまし取られました。
Q2. 犯人はどのように現金を受け取ったのですか?
A2. 被害者に指示して紙袋を車のボンネットや自宅ポストに置かせ、その直後に取りに来ました。
Q3. 高知県内での特殊詐欺の現状は?
A3. 2025年だけで70件以上、被害額は3億7300万円を超え、前年同期比で大幅増加しています。
まとめ
高知市で80代女性が2350万円を失うという重大な特殊詐欺事件が発生しました。権威ある立場を装い不安を煽る典型的な手口であり、被害は全国的に拡大しています。今後は高齢者本人だけでなく、家族や地域社会が連携して警戒を強める必要があります。