- 自民党は公示前198議席から300議席を狙う勢い
- 高市総裁へのリーダー交代により比例代表の支持が33%まで回復
- 野党「中道改革連合」は合流効果が出ず、100議席割れの可能性
- 小選挙区制度の特性が、僅差での自民党圧勝を後押ししている
1. 衆院選終盤の概要(何が起きたか)
2026年2月の衆議院選挙は、終盤に入り自民党が独走する展開となっています。日本テレビの情勢調査によると、自民党は単独で国会運営を主導できる「絶対安定多数」の261議席を大きく上回り、300議席に迫る勢いです。対照的に、立憲民主党と公明党の一部などが合流して結成された「中道改革連合」は、公示前の167議席(旧勢力合算)から大幅に減らし、100議席を割り込む可能性が出てきました。選挙前の「接戦」という予想を覆し、与党が圧倒的な優位に立っています。
2. 発生の背景・原因:高市氏へのリーダー交代
自民党が勢いを取り戻した最大の要因は、高市総裁へのトップ交代にあると分析されています。前回の衆院選(2024年)では自民党の比例得票率は27%まで落ち込んでいましたが、今回の終盤調査では33%まで回復。これは岸田政権時の水準に匹敵します。党内の「顔」が変わったことで、離れていた保守層や無党派層の一部が再び自民党支持に戻ったことが、数字の変化に直結しています。
3. 関係者の動向・コメント
永田町からは「ここまでの数字が出るのか」と驚きの声が上がっています。当の自民党候補者からも「地元を回っている感覚では、300議席というような楽勝の実感はない」との戸惑いも聞かれます。一方、苦戦する中道改革連合の幹部は「合流による相乗効果が期待を下回っている」と危機感を募らせています。各党の代表者は最後の一票を積み上げるべく、激戦区での遊説に注力しています。
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4. 被害状況や金額・人数:野党議席の大幅減
数字で見ると、中道改革連合の失速は深刻です。本来、立憲民主党(前回21%)と公明党(前回11%)が合流すれば単純計算で32%程度の得票が見込まれていました。しかし、今回の調査で中道改革連合に投票すると答えた人は17%にとどまっています。期待値の約半分という結果であり、合流による「1+1」が「2」どころか、支持層の離反を招いている現状が浮き彫りになりました。
5. 行政・警察・企業の対応
選挙管理委員会は、2月8日の投開票に向けて準備を加速させています。今回の選挙では、SNSでの情報拡散がかつてない規模で進んでおり、警察当局はネット上の誹謗中傷や公職選挙法違反の監視を強めています。また、経済界からは「自民党の安定多数確保により、政策の継続性が担保される」と期待する声がある一方で、一強多弱による議論の硬直化を懸念する声も一部で上がっています。
6. 専門家の見解や分析
政治解説委員は、現在の小選挙区制度の影響を指摘しています。小選挙区では、わずか1票でも上回れば議席を獲得できるため、得票率の差以上に議席数に差が出やすい特徴があります。自民党の支持が33%に回復し、野党が17%に低迷している現状では、全国の多くの選挙区で自民党が競り勝つ構図となり、結果として「300議席超」という数字が現実味を帯びてくるのです。
7. SNS・世間の反応
ネット上では「結局自民党しかないのか」「高市さんの政策に期待したい」という肯定的な意見がある一方で、「野党がだらしなさすぎる」「選択肢がない」という諦めにも似た声が散見されます。特に「中道改革連合」に対する失望感は大きく、「合流して何が変わったのか見えない」といった厳しい指摘がSNS上での拡散を続けています。
8. 今後の見通し・影響
もし自民党が300議席を超え、維新との与党で310議席(3分の2)に達すれば、参議院で否決された法案の再可決が可能になります。これは政権にとって極めて強固な基盤となります。しかし、過去の例を見れば、圧勝後の政権運営は傲慢さを批判されやすく、党内でのポスト争いなどの火種を抱えるリスクもあります。8日の開票結果が、今後の日本の政治・経済の方向性を決定づけることになります。
Q:なぜ自民党は不祥事などがあっても強いのですか?
A:今回の情勢では、リーダーの刷新による期待感と、野党側の合流失敗による「受け皿」の不在が大きな理由です。小選挙区制では野党がまとまらなければ与党が勝ちやすい構造も影響しています。
Q:中道改革連合はなぜ支持が伸びないのですか?
A:旧立憲と旧公明の支持層が、合流後の党方針やカラーに馴染めず、支持を保留したり他党へ流れたりしていることが原因と考えられています。
2026年衆院選は、自民党が300議席を伺う異例の勢いで最終盤を迎えています。高市総裁の下で支持を回復させた与党に対し、戦略が空転した野党第一党という対照的な構図が鮮明になりました。しかし、選挙は「蓋を開けるまで分からない」と言われます。2月8日の投開票日に、有権者がどのような審判を下すのか、最後まで注視が必要です。
