箱根に再会で塗替え決意
モモは初めてスーパーカブで親友の箱根に再会した。それは彼女と共に過ごした日々への感謝と、愛おしいバイクでの再会だった。箱根のバイクが真っ赤に塗り替えられているのを見て目を輝かせた。
箱根、バイク塗り替えたんだ!
箱根は笑顔で応えました。「そうなんだ!思い切ってこの色にしたんだ。」モモは箱根にバイクの色を変えられることについて尋ねました。
「箱根、バイクって本当に塗り替えられるの?」と彼女は興味深そうに聞きました。
箱根は笑顔で答えました。「うん、できるよ!真っ赤なレッツを指さして、ロッソコルサっていう色だよ。」きれいな赤でしょ。と興奮気味に言った。
「本当?!すごいね!なんでそれに決めたの?」モモは尋ねました。
箱根が語り始めました。「昔からフェラーリが好きでさ。それで、バイクをその色にしようと思って、赤に決めたんだ。モモのバイクも他に気になる色あったら、塗り替えようよ!」
モモは箱根の話を聞きながら、決意を固めました。「そうだね、私も新しい色に塗り替えたい!次の週末にでも一緒にバイクショップに行ってみようか?」箱根は笑顔で頷きました。そして、3年待ってやっと買えたモモのベージュのカブはあっさり塗り替えられる事となった。
「嬉しぃー。自分のバイクをカスタマイズするのって愛着が更にわきそうだよ。」
こうして、モモと箱根はバイクの塗装を塗り替えるという冒険の旅が始まったのでした。しかし、この時の二人にはまだ気づいていない出来事が後になって判るのでした。
カブの色決定:スパーカブR誕生
次の週末、モモと箱根はバイクショップに向かった。店内にはさまざまな色のサンプルが並び、二人は興味津々で色を選んでいった。
「モモ、このブルー、すごく綺麗だよね!」箱根が一つの色を指差しながら言った。モモはその色をじっくり見て、「確かに、これいい感じだね。
でも、もう少し深みのある青が好きかな」と言ってモモが選んだのはスズキのチャンピオンイエローだった。そうモモは知らない間に箱根のバイク、レッツから鈴菌に感染していたのでした。箱根には免疫があったもののモモにはなかったようです。
「箱根、このイエロー、すごく目立つけど、元気が出そうだよね!」モモが笑顔で言いました。箱根も少し驚いた表情で、「確かに!けど、これなら街中でもすぐ見つけられるわね。いい選択だと思う!」と、心から共感しました。
バイクが新しい色に染まる作業は時間を要しましたが、モモと箱根は楽しみながら待ちました。職人たちは丁寧にバイクの車体を分解し、古い塗装を剥がし、新しいチャンピオンイエローの塗装を施していきました。
「モモ、その黄色、本当に似合ってるよ!」箱根が作業を見守りながら言いました。
モモは嬉しそうに笑いながら、「ありがとう!本当に自分のバイクにこの色を選んで良かった。これでどんなところでも目立つね!」と答えました。
作業が進むにつれて、二人のバイクは新しい色に生まれ変わっていきました。最終的に、職人たちが仕上げをしてバイクを組み立てると、その輝くようなチャンピオンイエローのバイクは、まるで新車のように輝いていました。
箱根がモモに声をかけました。起きてモモ!そう、モモはバイク屋でうたた寝をしていました。そんな簡単に塗り替えられる訳ないよ。と箱根に言われキョトンとするモモが居ました。そして一か月後チャンピオンイエローのスーパーカブとご対面したモモでした。
「超かっこいいー」と思わずモモの口から声が出てしまった。このカブに新しい名前つけなくっなきゃだね。カブRにしょーっと。早口で言った。。そう、ホンダのバイクはRの数が増えるほど走りのイメージランクがあがるのだ。そんな事は知るよしもないモモだったが、このとき野生の勘が働いた。
そう、モモには野生の勘が働く才能があった・・・バイク乗りには非常に重要なことだ。だが、この時モモ自身は気付いていなかった。しかし、これから起こる様々な出来事にいづれ気付く日が来ることだろう。
「発進ラーメン」:冒険へ
次の週、モモと親友の箱根は新しい色に塗り替えたバイクで街を駆け回りました。その中で、二人はお気に入りの「発進ラーメン」というお店を思い出しました。
「箱根、お腹すいたね。久しぶりにあのラーメン屋に行こうか?」モモが提案しました。
箱根は笑顔で頷きました。「いいね!昔からの味が恋しいわ。」
二人はバイクを停めて、ラーメン屋に入りました。店内は変わらず賑やかで、香ばしい醤油の香りが漂っていました。カウンター席に座り、懐かしいメニューを眺めながら、彼女たちの新たな冒険の話題で盛り上がりました。
ラーメン屋の店主も興味津々でバイクの色を変えた話をしたら「それは楽しそうなことをしたね!新しい色で乗るの、どんな感じ?」と尋ねてきました。
モモは満足そうに笑いながら、「すごく新鮮で、自分のバイクがもっと自分らしくなった気がするよ」と答えました。
二人は美味しいラーメンを頬張りながら、これからの冒険の計画を練りました。真っ黄色に染まったバイクと共に、さらなる未来へ向かって、彼女たちの友情はより深まっていったのでした。
新しいツーリング仲間:再会
モモと箱根はある日、原付の試験場で友達になった明子と再会することになりました。明子は青いズーマーに乗っていました。
モモが明子を見つけると、思わず声をかけました。「あ、明子さん!久しぶりですね!」
明子も笑顔で応えました。「モモさん!お久しぶりです!新しいバイクですね、すごくかっこいい色ですね!」
箱根も加わり、三人は試験場の前で話し始めました。明子は青いズーマーについての話題を振りました。「この青、私の大好きな色なんです。昔から憧れていたバイクなんですよ。」
モモは興味津々で尋ねました。「それで、このズーマーでどこか遠出したりしてますか?」
明子は笑顔で答えました。「はい、最近は週末に友達と山道を走ったりしています。でも、この青いズーマーも少しリフレッシュしたいなと思っていて…」
モモと箱根は思いつきました。「ぜひ、次の週末にバイクショップに行こう!」
明子も喜んで応じました。「それは楽しそう!みんなで自分のバイクをさらに個性的にするの、楽しみですね!」
🐪こうして、この三人の再会が新たな冒険の始まりを告げることとなった。彼女たちのバイクから奏でる心地よいサウンドが、そして友情の絆がますます深まっていくのでした。
その後、モモ、箱根、そして明子の三人は、新たな冒険として淡路島へのツーリングを計画しました。淡路島は美しい景色やグルメが豊富なことで知られており、彼女たちは楽しみにしていました。
早朝、彼女たちは海沿いを走りながら、淡路島へ向かうフェリーに乗ることになりました。初めてのフェリー体験に少し緊張しつつも、ワクワクする気持ちで船に乗り込みます。
船上では海の風景を眺めながら、これからの冒険についての会話が弾みます。特に明子は、新しい場所での写真撮影の楽しみにしていました。
暑い中で淡路島に着いた三人は、まず地元の名物料理を堪能することにしました。明子が調べたおすすめのレストランで、彼女たちは熱い淡路牛のすき焼きを注文しました。
淡路牛は優れた肉質で知られ、口に入れた瞬間に溢れる肉の旨みに三人は感激しました。肉の柔らかさと甘みが口の中に広がり、三人は笑顔でお箸を進めました。「汗だしてるから太らないよね」と明子が言うと、他の二人は揃って頷きました。
その後、彼女たちは淡路島の名物である淡路島玉ねぎを使った料理も食べました。特に淡路島玉ねぎの甘さと独特の食感には、驚きと喜びがこもっていました。さらに、地元の漁師がとれた新鮮な海の幸を使った海鮮料理も楽しみ、海の香りと旨味が口の中に広がりました。
食べ過ぎたことで少し体重を気にしていた明子は、「でもこんなに美味しいものを食べてこそ旅ですよね」と笑いながら言いました。三人は美味しい食事を満喫しながら、淡路島での充実した時間を過ごしました。(次の冒険へ続く)
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