さだまさし、28億円完済の軌跡と信念の音楽人生

ギターを抱えながら帳簿を確認する人物のイラスト
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28億円もの借金を背負いながら、それを完済し4700回のコンサートを続ける歌手がいます。

その人こそ、シンガーソングライター・さだまさしさん(73)。

引退を決意するも東日本大震災で心が変わった――。彼の言葉とともに、挫折を乗り越えて歩んだ軌跡に迫ります。

なぜ彼は「やめない」人生を選び続けているのでしょうか。あなたも気になりませんか?

目次

28億円の借金完済、「引退しない」選択

point
  • さだまさしは映画製作で28億円の借金を抱えた
  • コンサートを重ね、30年かけて2010年に完済
  • 震災後「やめる理由は傲慢」と継続を決意

幼少期から音楽一筋 母の影響とバイオリン

1952年長崎県生まれ。材木屋の家庭に育ち、3歳でヴァイオリンを始めます。

「ヴァイオリンを弾いてない記憶がない」と語るほど音楽は常にそばにありました。
母親が音楽好きで、さだ少年を連れて歌い歩いたというエピソードも。

中学1年で単身上京し、音楽の道を目指しましたが、家業の失敗もあり生活は困窮。それでも夢を追い続けます。

映画で28億円の借金――人生最大の試練

シンガーソングライターとして人気を得たさださんは、自ら製作した映画で28億円の負債を抱えることに。

「返済が終わったら引退しよう」と考えていたものの、2011年の東日本大震災をきっかけに、その思いは変化します。

「自分の人生を自分で制御するのは傲慢だ」と気づいたと言い、今もステージに立ち続けているのです。

4700回のコンサートで築いた信頼

まもなく迎えるソロ公演4700回。
「お客さんが楽しむことを優先すべきだと気づいた。だけど今は、俺が楽しかったらお客さんも楽しめるって思う」と笑顔で語ります。

楽しむことと信頼の循環が、長く愛される理由なのでしょう。

芸能界での歩みと復活のツアー

2018年には「Reborn ~生まれたてのさだまさし~」と題した45周年記念ツアーを開催。
今なお精力的にコンサートを行い、音楽を通じた復興支援活動も行っています。

「歌うことが使命」と言わんばかりに、第一線に立ち続ける姿は尊敬を集めています。

SNSでは「勇気をもらった」と感動の声

X(旧Twitter)では
「28億完済とかスゴすぎる」
「73歳でまだ歌ってるの尊敬」
「人生をかけて音楽してる人だな」
などの投稿が続出。

若者からも「さだまさしを見直した」という反応が広がっています。

今後も「声が出なくなるまで」

引退の気配は一切ありません。
「お客様が来なくなるか、声が出なくなった時が終わり」と言い切るさださん。

その覚悟と生き方に、多くの人が背中を押されています。

FAQ:よくある質問

Q. さだまさしが抱えた借金の理由は?
A. 自主製作した映画の失敗で、約28億円の負債を抱えることになりました。

Q. 返済にかかった期間は?
A. 約30年かけて2010年に完済したと語っています。

Q. 現在も音楽活動はしている?
A. はい。70代の現在もコンサートを継続しており、精力的に活動中です。

まとめ:挫折を力に変える音楽家の矜持

28億円という巨額の借金も、震災の影響も、すべてを力に変えたさだまさしさん。

彼の音楽人生は、単なるヒットメーカーではなく、生き様そのものです。

「消えるまで歌い続ける」――その言葉は、多くの人に勇気と希望を与えています。

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